食洗機と手洗いはどちらが安い?
食洗機の購入を考えていると、
「食洗機と手洗いはどっちが安いの?」
「食洗機は電気代がかかるから高いのでは?」
「水道代は本当に節約できるの?」
と気になる方も多いと思います。
結論から言うと、水道代だけで見ると、食洗機の方が安くなりやすい です。
ただし、実際には食洗機は水道代だけでなく、電気代や洗剤代もかかります。
一方で、手洗いは水道代に加えて、お湯を使う場合はガス代や給湯にかかる費用も必要です。
そのため、比較するときは、
食洗機:水道代 + 電気代 + 洗剤代
手洗い:水道代 + ガス代・給湯代 + 洗剤代
で考えるとわかりやすいです。
この記事では、食洗機と手洗いのどちらが安いのか、1回あたり・1か月あたりの費用目安を初心者にもわかりやすく解説します。
結論:水道代は食洗機の方が安くなりやすい
一般的には、食洗機の方が少ない水量で食器を洗いやすいです。
目安としては、次のようになります。
| 洗い方 | 1回あたりの水量目安 | 水道代の目安 |
|---|---|---|
| 食洗機 | 約9L〜12L | 約2円〜3円 |
| 手洗い・水をためて洗う | 約30L〜60L | 約7円〜14円 |
| 手洗い・流しっぱなし | 約80L〜120L | 約19円〜29円 |
水道代だけで見ると、食洗機はかなり少ない水量で洗えることがあります。
ただし、食洗機は電気代もかかるため、総額では次のように考えるとよいです。
| 洗い方 | 1回あたりの費用目安 |
|---|---|
| 食洗機 | 約20円〜40円 |
| 手洗い | 約20円〜60円 |
使い方や水温、家族人数によって変わりますが、毎日まとめ洗いをする家庭では、食洗機の方が安くなる可能性があります。
食洗機と手洗いの費用を比べる計算方法
食洗機と手洗いを比較するときは、それぞれ次のように計算します。
食洗機の計算式
食洗機の費用 = 水道代 + 電気代 + 洗剤代
水道代は次の式で計算できます。
使用水量(L) × 1Lあたりの水道代 = 水道代
電気代は次の式で計算できます。
消費電力量(kWh) × 電気料金単価(円/kWh) = 電気代
手洗いの計算式
手洗いの費用 = 水道代 + ガス代・給湯代 + 洗剤代
手洗いの水道代は、次の式で計算できます。
使用水量(L) × 1Lあたりの水道代 = 水道代
お湯を使う場合は、水道代に加えてガス代や給湯にかかる費用も考える必要があります。
この記事で使う料金の目安
この記事では、わかりやすくするために次の単価で計算します。
| 項目 | 計算に使う目安 |
|---|---|
| 水道代 | 1Lあたり約0.24円 |
| 電気代 | 1kWhあたり31円 |
| 食洗機の使用水量 | 1回あたり約10L |
| 食洗機の電気使用量 | 1回あたり約0.6kWh |
| 手洗いの使用水量 | 1回あたり約50L〜100L |
実際の金額は、地域、契約プラン、食洗機の機種、洗い方、お湯の温度などによって変わります。
あくまで目安として見てください。
食洗機1回あたりの費用目安
食洗機を1回使った場合の費用を計算してみます。
ここでは、
使用水量:10L
電気使用量:0.6kWh
水道代:1Lあたり0.24円
電気代:1kWhあたり31円
として計算します。
水道代
10L × 0.24円 = 2.4円
電気代
0.6kWh × 31円 = 18.6円
合計
2.4円 + 18.6円 = 21円
つまり、食洗機1回あたりの水道代と電気代は、目安として 約21円 です。
ここに食洗機用洗剤代を足すと、1回あたり 約25円〜40円程度 と考えるとわかりやすいです。
手洗い1回あたりの費用目安
次に、手洗いの場合を見てみましょう。
手洗いは、水をためて洗うか、流しっぱなしにするかで使用水量が大きく変わります。
水をためて洗う場合
使用水量を50Lとすると、水道代は次のようになります。
50L × 0.24円 = 12円
お湯を使う場合は、ここにガス代や給湯代が加わります。
たとえば、給湯に20円ほどかかると考えると、
12円 + 20円 = 32円
となります。
流しっぱなしで洗う場合
使用水量を100Lとすると、水道代は次のようになります。
100L × 0.24円 = 24円
お湯を使う場合は、ガス代や給湯代を加えて、
24円 + 30円 = 54円
程度になることもあります。
手洗いは、水の使い方によって費用が大きく変わります。
食洗機と手洗いの費用比較早見表
食洗機と手洗いの1回あたりの費用目安を比較すると、次のようになります。
| 洗い方 | 水道代 | 電気代・ガス代 | 合計目安 |
|---|---|---|---|
| 食洗機 | 約2円〜3円 | 約15円〜25円 | 約20円〜40円 |
| 手洗い・水をためる | 約7円〜14円 | 約10円〜30円 | 約20円〜45円 |
| 手洗い・流しっぱなし | 約19円〜29円 | 約20円〜40円 | 約40円〜70円 |
手洗いでも水をこまめに止めて、少ない水量で洗えば安く済むことがあります。
一方で、流しっぱなしでお湯を使う場合は、食洗機より高くなりやすいです。
1か月使った場合の費用目安
1日1回、30日間使った場合の費用目安も見てみましょう。
| 洗い方 | 1回あたり | 30日分 |
|---|---|---|
| 食洗機 | 約20円〜40円 | 約600円〜1,200円 |
| 手洗い・水をためる | 約20円〜45円 | 約600円〜1,350円 |
| 手洗い・流しっぱなし | 約40円〜70円 | 約1,200円〜2,100円 |
食洗機と手洗いの差は、家庭の洗い方によって変わります。
特に、手洗いでお湯を流しっぱなしにしている家庭では、食洗機の方が節約につながりやすいです。
家族人数別の目安
食洗機が向いているかどうかは、家族人数や食器の量によっても変わります。
| 世帯 | 食洗機の向き・不向き |
|---|---|
| 1人暮らし | 食器が少ないなら手洗いでも十分な場合が多い |
| 2人暮らし | まとめ洗いするなら食洗機も選択肢になる |
| 3〜4人家族 | 食洗機の節水効果を感じやすい |
| 5人以上 | 食器量が多く、食洗機のメリットが大きくなりやすい |
家族が多いほど、手洗いの水量や時間が増えやすいため、食洗機のメリットが出やすくなります。
食洗機の方が安くなりやすいケース
食洗機の方が安くなりやすいのは、次のような家庭です。
・家族の人数が多い
・毎日食器洗いの量が多い
・手洗いでお湯を流しっぱなしにしている
・まとめ洗いができる
・深夜電力や節電モードを活用できる
・水道代やガス代を抑えたい
特に、手洗いで水やお湯を長く流している場合は、食洗機にすることで水道代・給湯費を抑えやすくなります。
また、食器洗いの時間を減らせることも大きなメリットです。
手洗いの方が安く済むケース
一方で、手洗いの方が安く済むこともあります。
たとえば、次のような場合です。
・食器の量が少ない
・水をためて効率よく洗っている
・ほとんどお湯を使わない
・食洗機本体の購入費を考えると元が取りにくい
・一人暮らしで洗い物が少ない
食洗機は毎回の費用だけでなく、本体購入費や設置費用もかかります。
本体価格まで含めて考えると、使う頻度が少ない家庭では手洗いの方が安い場合もあります。
食洗機は本体代も考える必要がある
食洗機は、毎回の水道代や電気代だけでなく、本体代もかかります。
食洗機の価格は、タイプによって大きく違います。
| 食洗機のタイプ | 本体価格の目安 |
|---|---|
| 卓上型 | 約3万円〜8万円 |
| 分岐水栓が必要な卓上型 | 約5万円〜10万円 |
| ビルトイン型 | 約10万円〜30万円以上 |
仮に食洗機を使うことで1か月500円節約できたとしても、本体価格が6万円なら、単純計算で元を取るには長い期間が必要です。
60,000円 ÷ 500円 = 120か月
つまり、約10年かかる計算です。
そのため、食洗機は「水道代だけで元を取る家電」というより、水道代の節約に加えて、家事の時短や手荒れ対策も含めて考える家電 と見るのが現実的です。
食洗機と手洗いを比較するときの注意点
食洗機と手洗いを比較するときは、単純な水道代だけで判断しないことが大切です。
食洗機は電気代がかかる
食洗機は少ない水量で洗える一方、洗浄や乾燥に電気を使います。
乾燥機能を使うと電気代が高くなりやすいため、節約したい場合は乾燥を短くする、送風や自然乾燥を活用するなどの方法があります。
手洗いはお湯の使い方で差が出る
手洗いの場合、水だけで洗うのか、お湯を使うのかで費用が変わります。
冬場にお湯を流しっぱなしにすると、ガス代や給湯費が高くなりやすいです。
食器の量によって変わる
少量の食器を食洗機で毎回洗うと、かえって効率が悪いことがあります。
食洗機は、ある程度まとめて洗うことで節水効果を感じやすくなります。
洗剤代も違う
食洗機には、食洗機専用洗剤が必要です。
手洗い用洗剤とは違うため、洗剤代も比較に入れるとより正確です。
本体代・設置費用もある
食洗機を新しく購入する場合、本体代や設置費用がかかります。
長く使う予定があるか、毎日使うか、家族の人数に合っているかも考えて選びましょう。
食洗機で節約するコツ
食洗機を使う場合でも、使い方によって費用は変わります。
まとめ洗いをする
少量の食器で何度も回すより、ある程度まとめて洗った方が効率的です。
ただし、詰め込みすぎると汚れが落ちにくくなるため、適度な量で使いましょう。
乾燥機能を使いすぎない
食洗機の乾燥機能は便利ですが、電気代がかかります。
節約したい場合は、乾燥時間を短くしたり、洗浄後に扉を開けて自然乾燥させたりする方法もあります。
節電コースを使う
機種によっては、節電コースやエココースがあります。
洗う食器の汚れが少ない場合は、こうしたコースを使うと電気代を抑えやすいです。
予洗いをしすぎない
食洗機に入れる前に水でしっかり予洗いしすぎると、せっかくの節水効果が小さくなります。
大きな汚れだけ取り除き、必要以上に水を使わないようにしましょう。
手洗いで節約するコツ
手洗いでも、使い方を工夫すれば水道代やガス代を抑えられます。
水を流しっぱなしにしない
一番大切なのは、水やお湯を流しっぱなしにしないことです。
洗うときは水を止め、すすぐときだけ出すようにすると使用水量を減らせます。
洗い桶を使う
洗い桶に水をためて洗うと、流しっぱなしよりも水量を抑えやすくなります。
汚れを先に拭き取る
油汚れや食べ残しを先に拭き取ると、少ない水と洗剤で洗いやすくなります。
キッチンペーパーや古布などを使うと便利です。
まとめて洗う
少量を何度も洗うより、まとめて洗う方が水を効率よく使えます。
ただし、汚れが落ちにくくなる前に洗うことも大切です。
よくある質問
Q1. 食洗機と手洗いはどちらが安いですか?
水道代だけで見ると、食洗機の方が安くなりやすいです。
ただし、食洗機は電気代や洗剤代もかかるため、総額では使い方によって変わります。
手洗いでお湯を流しっぱなしにしている家庭では、食洗機の方が安くなる可能性があります。
Q2. 食洗機1回の水道代はいくらですか?
食洗機の使用水量を10L、水道代を1Lあたり0.24円とすると、水道代は約2.4円です。
ただし、機種によって使用水量は異なります。
Q3. 食洗機1回の電気代はいくらですか?
電気使用量を0.6kWh、電気料金単価を31円/kWhとすると、1回あたり約18.6円です。
乾燥機能を長く使うと、電気代が高くなる場合があります。
Q4. 一人暮らしでも食洗機は安くなりますか?
一人暮らしで食器の量が少ない場合は、手洗いの方が安く済むことがあります。
ただし、家事の時短や手荒れ対策を重視するなら、食洗機を使うメリットはあります。
Q5. 食洗機は水道代だけで元が取れますか?
水道代の節約だけで本体代を回収するのは難しい場合があります。
食洗機は、節水だけでなく、家事時間の短縮、手荒れ対策、洗い物の負担軽減も含めて考えるとよいでしょう。
まとめ
食洗機と手洗いを比べると、水道代だけなら食洗機の方が安くなりやすい です。
ただし、食洗機には電気代や洗剤代、本体代がかかります。
手洗いも、お湯を流しっぱなしにすると水道代やガス代が高くなりやすいです。
費用を比較するときは、次のように考えましょう。
食洗機:水道代 + 電気代 + 洗剤代
手洗い:水道代 + ガス代・給湯代 + 洗剤代
1回あたりの目安は次の通りです。
| 洗い方 | 1回あたりの費用目安 |
|---|---|
| 食洗機 | 約20円〜40円 |
| 手洗い・水をためる | 約20円〜45円 |
| 手洗い・流しっぱなし | 約40円〜70円 |
毎日洗い物が多い家庭や、お湯を流しっぱなしにしている家庭では、食洗機の方が節約につながる可能性があります。
一方で、一人暮らしや洗い物が少ない家庭では、手洗いの方が安く済む場合もあります。
食洗機を選ぶときは、費用だけでなく、家事の時短、手荒れ対策、生活のしやすさも含めて考えるのがおすすめです。



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